大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
老後の資金作りを考えるとき、「投資」という選択肢が浮かんでくることが多いと思います。
投資は難しそうに感じるかもしれませんが、実は老後資金を準備するために非常に有効な手段です。
「投資って何から始めればいいの?」
「どうやってリスクを減らすの?」
そんな不安を解消するために、投資の基本について、わかりやすくお伝えします。
■ 投資の基本とは?
まず最初に、投資とはお金を増やすために使う方法です。
具体的には、株式や債券、不動産、投資信託などにお金を預けて、その資産が成長することを期待して運用します。
投資を通じて、資産が増えれば老後の資金に充てることができるため、
老後に必要な資金を早めに準備するための手段として非常に有効です。
■ 1. 投資信託から始めてみる
投資の初心者にとって、いきなり個別の株式や不動産に投資するのは不安が大きいかもしれません。
そんな時は、投資信託という商品から始めてみるのがおすすめです。
- 投資信託とは?
投資信託は、投資のプロが集めたお金を運用する商品です。 - 自分で銘柄選びや運用をする必要がないため、初心者でも安心して始めやすいのが特徴です。
- リスクを分散
投資信託は、複数の株式や債券に分散投資されるため、リスクが分散されます。 - リスクを抑えつつ、安定したリターンを狙うことができます。
- 積立投資ができる
毎月一定額を積み立てて投資する方法もあるので、少しずつコツコツと積み上げていくことが可能です。 - これにより、長期的に安定した資産形成ができるため、老後資金準備にぴったりです。
■ 2. 株式投資の基礎
株式投資は、企業の株を購入することです。
株を保有することで、その企業が成長した際に株価が上昇し、その差額で利益を得ることができます。
- 株式の基本
株式は、企業の一部を所有することを意味します。 - 企業が利益を上げれば、株主にも利益が還元される場合があります(配当金)。
ただし、株価が下がるリスクもあるので、株式投資には一定のリスクが伴います。 - リスク管理の方法
リスクを抑えるためには、株を1つだけでなく複数銘柄に分散して投資することが重要です。
また、長期的に保有すること(長期投資)が、リスクを減らし、安定したリターンを得るための基本です。 - 配当金で安定収入
一部の企業は、株主に対して定期的に配当金を支払っています。 - 株式投資を通じて、定期的な収入を得ることも可能です。
■ 3. 積立NISAやiDeCoの活用
老後資金の準備において、税制優遇制度を利用することは非常に重要です。積立NISAやiDeCoは、その代表的なものです。
- 積立NISA
積立NISAは、年間120万円までの投資額に対して、無期限の非課税期間があります。 - これにより、投資で得た利益が非課税となり、効率よく資産を増やすことができます。
- 少額から積み立てていけるので、気軽に始められます。
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCoは、税金の優遇措置を受けながら、老後資金を積み立てていける制度です。 - 毎月一定額を積み立て、運用することで、老後に必要な資金を準備できます。
- iDeCoの積立金は所得控除にもなるため、税金面で非常にお得です。
■ 4. 債券投資
債券は、企業や政府にお金を貸し、その利息を得るという投資方法です。
債券は比較的安定したリターンを得やすい投資方法として、株式と併用されることが多いです。
- 国債や地方債
国債や地方債は、国や地方自治体が発行する債券です。 - 元本保証があるため、安全性が高いとされています。
- 企業債券
企業が発行する債券は、企業の成長に合わせてリターンを得ることができますが、 - 企業の経営状態によってリスクも存在します。
- リスク管理のポイント
債券は、利回り(利益)が比較的低めですが、 - 株式に比べてリスクが少ないため、資産の分散投資に適しています。
■ 5. リスク管理と分散投資
投資にはリスクがつきものです。
しかし、リスクを最小限に抑えるためには、分散投資をすることが非常に重要です。
- 複数の投資先に分ける
例えば、株式、債券、不動産、投資信託など、複数の種類に投資することで、 - 一つの投資が失敗しても他の投資でカバーできる可能性が高まります。
- 長期投資を心がける
投資は短期的な利益を追い求めるのではなく、長期的に運用することが成功の鍵です。
長期的な視野で投資を続けることで、市場の変動を乗り越えやすくなります。
■ 今日できる小さな一歩
老後資金を投資で準備するために、まずは投資の基本を学んでみましょう。
初めての投資には不安があるかもしれませんが、少額から始めることで徐々に慣れていくことができます。
【ヒント】
- 積立NISAやiDeCoから始めてみる
- 投資信託で分散投資を行う
- まずは、少額から投資を始めて、少しずつ投資の経験を積む
これらの一歩を踏み出すことで、老後資金の準備を着実に進めていけるようになります。
次回は、投資の途中経過についてどう考え、評価するかについてお話しします。
投資を続ける上での重要なポイントや、評価の方法をしっかり理解して、さらに安心して運用を続けられるようにしましょう。
みらいマネープランニングでは、家計の見直し、ライフプラン設計、住宅購入相談、将来の年金相談、NISAやiDECOなど、随時初回無料で相談(1時間)をお受けしています。メールでお問い合わせください。
お金の小学校大分校では、6月、7月も授業開催予定しています。
まずは、お金に関する基礎知識を学びたい方はお気軽にご参加ください。
授業日程が合わない方は個別にて開催しますので、一度ご相談ください。