今回は、
実物の不動産投資とリートについてそれぞれのメリットデメリットを解説したいと思います。
まずは実物の不動産投資のメリットです。
実物の不動産投資はローンを活用することができます。
自己資金を大きく超える不動産に投資できるため全額を自己投資するよりも自己資金に対する高い利回りを期待できます。
ただしリターンが大きい分リスクも高くなります。また実物の不動産投資は自分で不動産を運営するため設備を入れたり家賃を下げたりする戦略を自分の考えで実行することができます。
運用やメンテナンスの自由度は高いですが、反対にそこに大きな手間やコストがかかることがデメリットとも言えます。
きちんと収益を上げていくためにはプロとしての知識や運用力が求められます。
リスク分散の方法も検討する必要があります。
また、不動産の取得時には登録免許税と不動産取得税がかかり毎年の固定資産税もかかってくるため税金面での負担の大きさもデメリットと言えるでしょう。
リートのメリットは数万円から少額投資が始められることです。またリートの投資先は
複数物件に投資しているため、リートを介しているだけでリスク分散になる点もメリットと言えます。
リートは株式の配当と同じように決算期ごとに配当金が入ります。
売買のタイミングは自分で考えなければなりませんが、実物の不動産投資が自分で運用やメンテナンスを考える必要があったのに対して、リートはそういった手間がかかりません。
リートは売買が簡単で資産流動性が高い反面、デメリットとして短期間で大きく値下がりする可能性があります。
リーマンショックやコロナ禍では相場が大幅に下落しました。普段からリートの相場を注視しておく必要があるでしょう。
同じ不動産への投資でも実物の不動産投資とリートは大きな違いがあります。
それぞれの特徴を知り投資方法の一つとして参考になさってください。
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