こんにちは。大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
女性の社会進出が進み働く女性も増えていますが、女性たちのお金の使い方や金銭感覚に対する意識はどうなのでしょうか?
今回は働く女性のお金事情についてご紹介します。
まずは気になる貯蓄額です。
働く女性はどれぐらいお金を貯めているのでしょうか?
「女の転職TYPE」アンケート結果によりますと、全体の平均貯蓄額は230.9万円でした。
ただし、中央値は90万円となっており、多くの人の貯蓄額は平均よりも少なく、
高額貯蓄をしている少数の人が平均値を引き上げている様子が伺えます。
では、働く女性は普段どのようなお金の使い方をしているのでしょうか?
同じく「女の転職TYPE」アンケート結果から平均金額を見てみます。
ランチ代1日に638円
ファッションにかける費用月10,680円
趣味にかける費用月11,499円
スキルアップにかける費用月4,228円
という結果が出ています。
各項目はご自身の場合と比べて高いでしょうか低いでしょうか?
これらは全体の平均値を示した金額ですが、興味深いのは年代別に見た結果です。
皆さんは20代30代40代と年代別に見た場合、
ランチ
ファッション
趣味
スキルアップ
これらにかける費用はどう変化すると予想しますか?
年代が上がるにつれ給料が上がるので上の年代ほどかける費用は高くなると予想される方も多いのではないでしょうか?
実は反対の結果が出ています。
つまり20代がランチファッション趣味スキルアップにかけている費用が最も高いのです。
これはどういった背景があるのでしょうか?
30代40代になると既婚率が上がります。
家庭や育てにかかる費用が増えるため、必然的にファッションや趣味にかけられる費用が
減っているのではないかと推察されます。
ランチ代については0円と回答した割合も年代と共に上がっており、例えば家族のお弁当のついでに自分の分も作って持参するといった工夫をしてランチ代を節約しているのかもしれません。
これらの結果からは20代が最も自分自身に費用をかけていることがわかりました。
では働く女性は自分へのご褒美についてどのように考えているのでしょうか?
日本FP協会の調べによりますと自分へのご褒美にかける費用の平均額は1月あたり10,914円となりました。
平均額を世代別に見ると
20代12,986円
30代11,043円
40代10,062円
50代9,566円
と、やはり若い世代ほど自分へのご褒美に出費を惜しまない傾向があるようです。
また、自分のためのご褒美としてどのようなことにお金を使いたいか?という質問では
5位スイーツお菓子
4位ファッション洋服
3位美容エステ
2位旅行
1位美味しい食べ物、外食
という結果になりました。
頑張っている自分に少し奮発して美味しいものを食べたり旅行やエステでリフレッシュしたりする人が多いようですね。
いかがでしたか?
近頃は物価上昇もあり、お金のやりくりが以前より難しくなっていると感じます。
自分にとって「満足度の高いところにしっかりお金をかけ」その分「他では無駄遣いを控える」これが賢い消費の秘訣です。
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