こんにちは。大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
最近、新NISA制度のご相談を多く受けることなりましたが、その中で債券についてよくわからないとおっしゃる方が多いので今回は、債券(米国債)についてお話ししたいと思います。
株はリスクが高そうで心配・・・
もっと安全な投資がしたい・・・
という方に注目されているのが債券投資です。
その中でも米国債は利回りや信用度の高さから人気を集めています。
米国債とは・・・
アメリカ合衆国の財務省が発行する国債のことです。
ご存知の通りアメリカは世界最大の経済大国であるため、信用力や流動性が
高く安全な投資先とみなされています。
そのため各国政府が外貨準備高として米国債を最も多く保有しています。
その中でも日本と中国がアメリカの国債を保有している2トップになっています。
そもそも国債とは・・・
国が発行する債券のことです。
債券は投資家からお金を借りる際に発行する証明書のことで、
つまり米国債を購入するということは
アメリカにお金を貸すことを意味します。
では米国債3つの魅力についてご紹介しましょう
①日本国債に比べて高い利回り
米国債10年利回りは約4.2%です。
それに比べて日本国債10年の利回りは0.7%となっており米国債の利回りが圧倒的に高いことがわかります。
②信用格付けが高い
米国債は格付けが高く投資先として安定していると言えるでしょう。
国債を購入するということは国にお金を貸すということなので貸したお金を返してくれる国かどうかを見極める必要があります。
③流動性が高く換金しやすい
国債は市場で売買される金融商品なので満期前でも売却し換金することが可能です。
米国債は市場規模も大きいため流動性が高いと言えます。
では、米国債の基本的な仕組みについてご紹介します。
米国債は先ほども述べたように経済大国の国債ですので、信用度が高く市場規模も大きい。また、市場規模も大きいため長期運用に適しています。
株式投資は保有期間の制限なしで利息収入に相当する配当金を得るという仕組みです。
しかし、米国債は1年や3年など満期設定があり、
国債ごとにルールは変わるものの定期的に利息収入を得られる仕組みになっています。
米国債は利付債とゼロクーポン債の2つのタイプに分けられ、
それぞれ利払いのルールに違いがあります。
①利付債
利付債は1年間で2回利子を受け取るタイプです。
保有している間、定期的に利子が入ってきます。
満期時には元本を受け取る仕組みです
②ゼロクーポン債
ゼロクーポン債は保有期間中に利子を受け取らず、
満期にまとめて受け取るタイプです。
額面価格より安い価格で販売され満期になると額面の金額が受け取れます。
割引債とも呼ばれています。
また債券は発行のタイミングでも2つのタイプに分かれます。
①新発債
新発債は新しく発行される債券です。
利息は発行時に約束されているので満期まで保有すれば額面通りの利回りが保証されます。
新発債を購入できるタイミングは発行前のみです。
②既発債
既発債はすでに発行された債権です。
流通市場で購入することとなるため、取得価格によって利回りが変動します。
一般的に金利が上昇すると既発債の債券価格は低下する傾向にあります。
いかがでしたか?
米国債は利回りや信用度の高さで注目される債権です。
ただし為替変動リスクや価格変動リスクなど他の金融商品と同じようにリスクがないわけではありません。
メリットデメリットを理解した上で始めてみてはいかがでしょうか?
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