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お金のコラムcolumn

2025.4.29老後資金は本当に2,000万円必要?~まずは「わたし」の必要額を知ろう~

大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。

 

「老後資金に2,000万円必要」──そんなニュースを耳にして、なんとなく不安を感じたことはありませんか?

けれども、2,000万円という数字は、あくまで「平均値」。
しかも「夫婦2人で無職になった場合」の想定です。
一人暮らしの場合、働き続ける場合、持ち家があるかないか……条件が違えば、必要な金額も当然変わります。

大切なのは、「みんなの老後」ではなく「わたしの老後」に本当に必要な金額を知ること。
今回のコラムでは、そのための第一歩を一緒に踏み出してみましょう。

 

そもそも老後って、何歳から何歳まで?

一般的に、「老後」と言われる期間は65歳以降を指します。
そして最近は、90歳、100歳まで生きる方も増えてきました。

たとえば、65歳から90歳まで生きると仮定すると、老後期間は【25年間】。
もし月々25万円必要だとすると、
25
万円 × 12か月 × 25年 = 7,500万円 もかかる計算になります。

……そんなに貯められない!と思った方、ご安心を。
実際にはここから年金収入が差し引かれます。

 

わたしの場合、老後に必要なお金は?

ざっくりと、次の式で考えます。

【老後にかかる生活費】-【もらえる年金】=【自分で用意すべき金額】

例えば――

  • 毎月の生活費が 22万円
  • 年金収入が月 15万円
    だとすると、不足分は 7万円/月

これを25年間続くと考えた場合、

7万円 × 12か月 × 25年 = 2,100万円

つまりこの場合、2,100万円が「自分で用意すべき金額」というわけです。
ニュースで言われている「2,000万円問題」とほぼ同じですが、
人によってはもっと少なくても、多くてもおかしくありません。

 

「今」と「老後」の生活費は同じじゃない

さらに注意したいのが、今の生活費と老後の生活費はイコールではないことです。
老後には、

  • ・通勤費や交際費が減る
  • ・子どもの教育費がなくなる
     といった支出減があります。

その一方で、

  • ・医療費が増える
  • ・趣味や旅行にお金をかけたい
     という支出増も出てきます。

 

「いくらあれば安心か」を考えるためには、

今の支出だけでなく、老後にどんな生活をしたいかをイメージすることも大切です。

 

今日できる小さな一歩

まずは、自分の今の生活費をざっくり計算してみましょう。

【ヒント】

  • 家賃・住宅ローン
  • 食費
  • 水道光熱費
  • 通信費(スマホ・インターネット)
  • 保険料
  • 医療費
  • 趣味・交際費

これらを簡単にメモしてみるだけでも、未来がぐっとリアルに見えてきます。
老後のお金の準備は、「今のわたし」を知ることから始まります。

 

次回は、もっと具体的に!
【自分の年金はいくらもらえる?】をテーマに、簡単に年金額をチェックする方法をご紹介します。
どうぞお楽しみに!

(第1回 終わり)

 

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