大分で、お金の不安を取り除き必要なプランを立てます

お金のコラムcolumn

2025.5.20医療・介護にかかる本当の費用とは?~未来のわたしへの備え~

大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。

 

老後にかかるお金の中でも、特に不安に感じる人が多いのが医療費介護費です。
・「もし大きな病気になったらどうしよう」
・「介護が必要になったら、いくらかかるの?」
そんな心配は尽きませんよね。

今回は、実際にどれくらいの費用がかかるのか、

そして今からできる備えについて、一緒に考えていきましょう。

 

高齢期に増える支出ランキング

老後の支出には、

  • 生活費(食費、住居費)
  • 医療費
  • 介護費
  • などがありますが、特に医療費と介護費は加齢とともに増える傾向があります。

ある調査によると、
65
歳以上の高齢者が支払う医療費は、年間平均で約20万円前後
さらに、介護サービスを利用した場合は、
515万円程度の負担が発生するケースも珍しくありません。

もちろん、公的制度による補助もありますが、自己負担はゼロにはなりません。

 

医療費はどれくらいかかる?

高齢になってからの医療費は、

  • 通院(内科、整形外科など)
  • 薬代
  • 入院
    など、こまごまとしたものが積み重なっていきます。

65歳以上の場合】

  • 医療費自己負担割合は原則12割(収入によって異なる)
  • 入院した場合、1か月あたり5万~10万円程度かかることも

さらに、入院が長引けば、食事代や差額ベッド代もかかります。
こうした費用は、公的健康保険がカバーする部分もありますが、すべて無料ではないので注意が必要です。

 

昨日、NHKのクローズアップ現代でがん治療とお金の話が放送されていましたね。

思わぬ出費がかさむと日々の生活への影響は計り知れません。

 

介護費用はどれくらいかかる?

介護が必要になった場合は、介護保険サービスを利用します。
こちらも13割の自己負担があります。

【在宅介護の場合】

  • デイサービスやヘルパー利用などで、月平均510万円

【施設介護の場合】

  • 特別養護老人ホームなどで、月額8万~15万円
  • 民間の有料老人ホームだと、もっと高額(20万~30万円以上)になることも

また、介護は長期戦になることも多いため、数年間にわたる出費を想定しておく必要があります。

 

今日できる小さな一歩

まずは、「医療」「介護」に関する公的な制度をざっくり知っておきましょう。

【ヒント】

  • 医療費の高額療養費制度(自己負担に上限あり)
  • 介護保険の利用方法(要介護認定を受ける)

これらを知っておくだけでも、
「もしものときも、なんとかなる」
という安心感が得られます。

また、今からできる備えとしては、

  • 少額でも医療・介護用の積立をしておく
  • 必要に応じて、民間の医療保険や介護保険を検討する
    のも有効です。

 

次回は、【働き続ける?それともリタイア?~わたしらしい「働き方」とお金~】をテーマに、
"
収入を得ながら生きる" という選択肢についてお話しします。
人生100年時代、働き方も自由に選べる時代です!
ぜひお楽しみに。

 

みらいマネープランニングでは、家計の見直し、ライフプラン設計、住宅購入相談、将来の年金相談、NISAやiDECOなど、随時初回無料で相談をお受けしています。メールでお問い合わせください。

お金の小学校大分校では、5月、6月も授業開催予定しています。

まずは、お金に関する基礎知識を学びたい方はお気軽にご参加ください。

授業日程が合わない方は個別にて開催しますので、一度ご相談ください。

 

 text= みらいマネープランニング

contactお気軽にお問合せください