大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
最近、物価が上がり続けていることを感じる場面が増えていませんか?
食料品、ガソリン、日常的な消耗品など、
インフレが日々の生活に大きな影響を与えています。
「このままお金の価値が下がったらどうしよう?」
そんな不安もよぎることがあるかもしれません。
今回は、インフレに負けないために、どうお金を守るかについて、
具体的な方法をご紹介します。
■ インフレとは?
インフレ(インフレーション)は、物価が全体的に上昇する現象です。
インフレが進行すると、同じお金で買えるモノの量が減ってしまいます。
たとえば、
- 10年前に100円で買えていたものが、今は120円になっている
- 旅行や外食の費用が増えている
これが、インフレの影響です。
特に、長期間続くと、日常生活に大きな負担がかかることになります。
■ インフレの影響を受けにくくするためには?
インフレに負けないためには、まずお金の価値を守る必要があります。
そのためには、インフレによる価値の減少を避けるための方法を考え、実行することが大切です。
■ 1. 預金だけではなく、資産を分散して持つ
お金をただ預金に入れておくと、インフレが進行するにつれて、
実質的にお金の価値が目減りしてしまいます。
たとえば、100万円を預金していても、インフレが5%進むと、
1年後には95万円の価値しかなくなってしまうことになります。
そのため、預金だけでなく、資産を分散して持つことが重要です。
代表的な方法としては、以下のようなものがあります。
- 株式投資
株式はインフレに強い資産とされています。企業が値上げを行えば、その収益が増え、株価にも反映されることがあります。 - 不動産投資
不動産もインフレ対策のひとつです。インフレが進むと、土地や建物の価値が上昇することが多いため、長期的に安定した資産として持つことができます。 - 金や貴金属
金(ゴールド)は、インフレ時に価値が上がりやすい資産として知られています。 - 過去のインフレ時においても、金の価値は安定していたため、資産防衛の手段として利用されています。
- 外国通貨
海外の安定した通貨や国債などに投資する方法も、リスクを分散する手段となります。
■ 2. 日常生活の見直し
インフレによる物価上昇が日常生活に影響を与えるとき、
無駄な支出を減らすことが大切です。
普段の生活の中でできる節約の方法を見直すことが、長期的な資産管理において非常に有効です。
- 定期的に支出の見直しをする
月々の支出を見直して、不要なものを減らすことで、 - 生活コストを抑え、余裕を作ることができます。
- 買い物の工夫
価格が上がりやすいものについては、まとめ買いやセールを狙って買うなど、 - 計画的な購入を心がけると良いでしょう。
- 生活の質を落とさずに節約する
節約は、必ずしも生活の質を落とす必要はありません。
例えば、外食を減らす代わりに家で手軽に作れる健康的なレシピを試すなど、 - 工夫次第で快適に過ごしながら支出を減らすことができます。
■ 3. 収入を増やす工夫
インフレに対抗するには、収入を増やすことも一つの方法です。
特に年齢を重ねた後、収入の減少を防ぐためには、少しの工夫が重要です。
- 副業を始める
自分の得意分野や趣味を活かした副業を始めることで、収入の柱を増やすことができます。
例えば、ライティングやオンライン販売、家庭教師など、少ない時間でできる仕事もたくさんあります。 - スキルをアップデートする
転職を考える場合やフリーランスで働く場合、スキルのアップデートが不可欠です。
新しいスキルを学ぶことで、より高い収入を得るチャンスが広がります。
■ 今日できる小さな一歩
インフレに備えるためには、まずは自分の資産状況を把握し、どの方法で資産を守るかを決めることが大切です。
具体的には、次のようなステップを試してみてください。
【ヒント】
- 自分の資産を預金、投資、不動産などに分けているか確認
- 不要な支出を減らすための支出見直しを始める
- 少額でも良いので、投資を始めてみる(資産を守る第一歩)
インフレに対する備えは、早ければ早いほど効果的です。
今からできる小さなことから始めて、少しずつ資産を守る準備をしていきましょう。
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