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お金のコラムcolumn

2025.7.30教育費だけじゃない! ~「見えない支出」が家計を圧迫する前に~

大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。

「教育費のために学資保険も入ってるし、貯金もしてるから大丈夫!」

…そう思っていたのに、なぜか家計がきつくなる。

そんなご相談を受けて家計を見直してみると、

見落とされがちな“その他の子ども費”が、じわじわと家計を圧迫していることがあります。

今回は、「教育費」以外にかかる、“見えにくい出費”に注目してお届けします。

■ 実は多い!?「教育費以外」の出費とは

「教育費」とは、学校の授業料や入学金など、公的に分類される費用のこと。

しかし、実際の子育てでは、それ以外にもたくさんのお金がかかります。

たとえば…

  • 習い事・塾代

  • 交通費(通学や塾への送迎)

  • 部活動やクラブの費用

  • 制服・体操服・指定靴などの学校用品

  • 修学旅行・遠足・研修旅行費

  • 参考書・タブレット・通信教育費

  • おこづかい・スマホ代・定期代

これらは、家計簿上では「教育費」以外に分類されることもあり、

意識しにくい=対策しにくい出費です。

■ 中学受験・高校入学は「お金の山場」

特に、中学受験や高校入学のタイミングは、

「見えない支出」が一気に増える傾向があります。

【ケース例】中学受験をする場合

費目目安金額
受験塾(月額)約2〜4万円(小4〜6年)
模試・教材費年間約10万〜15万円
受験料(複数校)1校あたり2〜3万円
入学準備費用制服・通学用品など約10万〜15万円

合計で100万円近い支出になることも珍しくありません。

受験しないとしても、公立高校入学時には制服・教科書・カバン・自転車などで10万円前後の出費があります。

■ 習い事は「選ぶ」だけでなく「引き際」も重要

「本人が楽しんでるから…」と、つい続けてしまう習い事。

しかし、1人で月1万円×2つ、兄弟がいれば…と考えると、年間数十万円にも。

【見直しのポイント】

  • 子どもの「目的」に合っているか?

  • 家計全体から見て、ムリがないか?

  • 時間とお金の「リターン」が見合っているか?

「やめる=悪いこと」ではありません。

メリハリをつけて選ぶことが、家計にも子どもにもやさしい選択になります。

■ 「固定費化」しやすい子ども関連費に注意

スマホ代や習い事など、子どもに関する支出は

「なんとなくそのまま続けてしまう」=固定費化しやすいのが特徴です。

【チェックしてみよう】

  • スマホの料金プラン、見直したのはいつ?

  • 通っている塾や教室、成果に満足してる?

  • 子ども用の保険、必要以上にかけていない?

一度見直すだけで、月5,000円~1万円の節約につながることもあります。

■ 「教育資金」と「その他支出」を分けて管理しよう

教育費は積立しているのに、「なぜか毎月カツカツ…」という場合、

“そのほかの支出”が生活費に紛れてしまっている可能性があります。

【おすすめの対策】

  • 教育資金は「別口座」で管理(例:定期預金や証券口座)

  • 習い事や塾などは「子ども費」として家計簿で独立分類

  • 子ども1人あたりの「年間支出」をざっくり把握

この3つを行うことで、支出の全体像が見えやすくなり、「使いすぎてた…」を防げます。

■ 今日からできるアクション

☑ 習い事・塾など「子ども費の棚卸し」をする

☑ これまでの「教育資金の貯め方・使い道」を家族で話し合う

☑ スマホ・サブスクなどのプランを一度見直してみる

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