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お金のコラムcolumn

2025.12.1770歳定年時代へ 年金・働き方・生活費はどう変わる?

    こんにちは。
    大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。

     

    今回は 70歳定年時代」 をテーマに、
    年金の受け取り方・働き方・生活費 がこれからどう変わるのかをわかりやすく解説します。

     

    70歳定年が注目されている理由

    2021年に改正された高年齢者雇用安定法により、
    企業には「70歳までの就業機会の確保」が努力義務として求められるようになりました。

    これまで

     

    ・定年=60

    ・最近は65

     

    という流れでしたが、これからは
    「70歳まで働くことを前提にした社会」へと変わりつつあります。

     

    なぜ70歳定年なのか?背景は2つ

     

    少子高齢化による労働力不足
    働けるシニア世代の力を活かさなければ、社会全体が成り立たなくなるためです。

     

    年金財政の問題
    平均寿命が延びる一方で、
    年金だけで老後生活を支えるのが難しくなっています。

    そのため国としては、
    「長く働き、生活費の一部は自分で賄ってほしい」
    という方向性を示しているのです。

     

    年金の受給開始年齢はどうなる?

    2022年から、公的年金の受給開始年齢は60歳〜75歳の間で自由に選択できるようになりました。

     

    ・標準は65歳受給

    ・60歳から前倒し受給
     → 1か月ごとに 0.4%減額(最大30%減)

    ・75歳まで繰り下げ受給
     → 1か月ごとに 0.7%増額(最大84%増)

     

    つまり、
    70
    歳まで働ける環境があれば、年金を繰り下げて増額し、現役収入で生活する
    という選択肢が現実的になるわけです。

     

    シニアの働き方と生活費の現実

    実際、60代・70代の多くの方が
    **
    「年金だけでは不安」**と感じています。

     

    総務省の調査でも、
    65
    歳以上世帯の約半数が、生活費を補うために貯蓄を取り崩している
    と言われています。

    70歳定年時代の基本スタイル

    ・健康なうちは 働いて収入を得る

    ・公的年金は 繰り下げで増額

    ・老後資金は 投資や保険も組み合わせて管理

    このように、
    複数の収入源を意識したライフプランが欠かせません。

     

    保険・資産運用の見直しも重要

    働く期間が長くなるということは、
    保障が必要な期間も長くなるということです。

     

    特に見直したいポイントは、

     

    ・医療費・介護費用への備え

    ・医療保険・介護保険の内容確認

    ・定年後・70歳以降の生活費シミュレーション

    ・資産の取り崩し計画

     

    これらを整えておくことで、
    長いセカンドライフを安心して過ごす準備ができます。

     

    まとめ|70歳定年時代に大切なこと

     

    ・70歳定年は努力義務だが、今後の新しい標準になる可能性

    ・年金は 6075歳で自由に選択可能

    ・繰り下げ受給で 最大84%増額

    ・働き方と年金を組み合わせて生活費を確保する時代

    ・保険・資産の見直しで長寿リスクに備えることが重要

     

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     text= みらいマネープランニング

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