こんにちは。大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
今日は、最近ニュースでも話題になっている
「マイナンバーカードと健康保険証の一体化」=マイナ保険証(マイナ保険) について、
家計や医療がどう変わるのかをわかりやすくお伝えします。
■ 健康保険証は本当に廃止されるの?
「保険証なくなるの?」という質問をよくいただきます。
実際には、
・2024年12月から 新しい健康保険証の発行は停止
・今持っている従来の保険証も 2025年12月で原則廃止予定
その後は マイナンバーカードを健康保険証として使う “マイナ保険証(マイナ保険)” に一本化 されます。
■ なぜ一体化するの?背景と目的
国がマイナ保険証へ移行を進めている背景には、
行政の効率化・医療のデジタル化(DX) があります。
これまで病院ごとにバラバラだった医療データを一元化し、
全国どこでも医療情報を確認できる仕組み をつくることで、
・医療の質を高める
・無駄な事務コストを減らす
・患者さんの利便性を上げる
といった目的があります。
■ マイナ保険証のメリット
① 手続きがラクになる
就職・転職・引っ越しのたびにしていた 保険証の切り替え手続きが不要 に。
40代50代の方は家族分の手続きが減るため、負担がかなり軽くなります。
② 医療の安全性がアップ
薬の履歴や特定健診の結果がオンラインで共有され、
重複投薬や飲み合わせのリスクを減らしやすくなる のが大きな安心ポイント。
③ 家計にちょっとプラス
マイナ保険証を使うと、医療機関が受け取る診療報酬の加算が減るため、
窓口負担が数円〜十数円安くなる場合があります。
小さな金額ですが、積み重なれば意外と無視できません。
■ デメリット・注意点も理解しよう
● 全ての病院が対応しているわけではない
特に地域によっては、従来の健康保険証がないと不便なケースも。
● 情報管理への不安
マイナンバーカードのICチップに「病歴が丸ごと入っている」という誤解がありますが、
実際はオンラインで 必要時のみアクセスできる仕組み。
とはいえ「もし漏れたら?」という不安を感じる方も多いのが現状です。
● 紛失リスク
カードを落とした場合のリスクはゼロではありません。
暗証番号管理や マイナポータルで利用履歴のチェック など、自己防衛が大切です。
■ 家計や医療にどう影響する?これからの変化
今後は、以下のように生活の手間が減る方向へ進むと言われています。
・医療費控除の書類作成がオンラインで簡単に
・高額療養費制度の申請もスムーズに
・医療費の明細が自動で税務署に共有 → 将来的に 確定申告が大幅にラクに
さらに医療費の可視化が進むことで、
・年間どれくらい医療費がかかっているか把握できる
・保険の見直しや老後資金の計画が立てやすくなる
といった “家計管理のしやすさ” も向上します。
■ まとめ
健康保険証は 2025年12月で原則廃
メリット
医療の安全性がアップ
家計負担が少し軽減
手続きがラク
デメリット
未対応の病院あり
情報漏えい・紛失の不安
将来は 医療費管理や確定申告が効率化
制度の変更は不安もありますが、正しく理解して活用すれば
家計の安心と医療の質向上につながります。
マイナ保険証について不安がある方は、ぜひ今のうちにチェックしてみてください。
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