大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
今回は、
他の人は一般的にどんな保険に入っているのか?
保険の役割や種類について
お話ししたいと思います。
保険には入っておいた方がいいと思っていても、どんな保険にどのくらい入ればいいのかよくわからない人も多いのではないでしょうか?
そもそも保険の加入率はどれくらいなのかも気になるところです。
生命保険文化センターが行った「令和4年度生活保障に関する調査」によると生命保険の加入率は
男性77.6%
女性81.5%
でした。
8割前後の人がなにかしらの保険に加入していることが分かります。
また、死亡保険に加入している人の保障平均額は1023万円で、
そのうち男性が1443万円
女性が685万円となっています。
病気やケガで入院した時に支払われる医療保険の加入率は、65.7%で入院日額は平均8700円です。
また、がん保険やがん特約の加入率は39.1%となっています。
そもそも、保険は家計を担う人が亡くなったり、病気や怪我で入院したりして、収入が途絶えた時に経済的に困らないように加入しておくものですが、様々な種類があるのでどんな保険を選べばいいのか分かりづらいものです。
生命保険の役割は
①死亡・高度障害への備え
②病気・ケガの保障
③介護への備え
④働けなくなった時の保障
⑤貯蓄として活用できる
などがあります。
順番に詳しく見ていきましょう。
①死亡・高度障害への備え
自分に万が一のことがあった時の遺族の生活費、お葬式代として利用することができます。
また、高度障害状態に該当した場合に保険金を受け取れます。
死亡保険の中にも、様々な種類があり、保険期間が決まっている「定期保険」や保障が一生続く「終身保険」また、遺族が年金形式で保険金を受け取れる「収入保障保険」があります。
他にも運用状況によって保険金や解約返戻金が変動する「変額保険」もあります
②病気・ケガの保障
病気やケガで入院した場合の入院や手術費用が保障されます。
医療保険が代表的な商品ですが、
がん保険や3大疾病7大疾病など保障の対象となる病気を限定した保険もあります。
③介護への備え
保険会社所定の要介護状態が継続している場合などに一時金や年金形式で保険金を受け取れます。
所定の要介護状態とは、国の公的介護保険に連動しているタイプと保険会社独自の基準を定めているタイプがあります。
④働けなくなった時の保障
死亡・高度障害には至っていないものの、ケガや病気で長期間働けなくなった時の収入の減少をカバーするための保険です。
代表的な商品としては就業不能保険があります。
⑤貯蓄として活用できる
生命保険には「掛け捨てタイプ」と「積み立てタイプ」の2つがあり、そのうち積み立てタイプの生命保険は貯蓄にも活用することができます。
生命保険は加入される方や家族の状況に合わせて適切なものに加入することが大切です。
加入する期間によっては解約返戻金が支払った保険料を上回り、多くお金を受け取れる場合があります。
ただし、早期解約や予定利率によっては下回る場合があることも理解しておく必要があります。
保険を使って貯蓄をすると貯蓄と保険の機能を両方備えることができます。
生命保険の加入や見直しを検討する際にには抑えておきたい生命保険の種類と特徴を理解し、保険のかけ過ぎや保障内容の不足が起きないように選びましょう。
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