大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
「年末までにできる節税対策を知りたい」
「医療費控除やふるさと納税の期限が気になる」
という方のために、12月のうちに確認しておくべきポイントを分かりやすくまとめました。
年末は、家計の見直しと節税を両立する絶好のタイミング。
年内の行動が税金を減らす大きな差になるため、ぜひチェックしてみてください。
1|医療費控除は“年末までの領収書整理”が節税の第一歩
「医療費控除 年末」「医療費控除 いくらから」と検索されることが多い医療費控除。
対象となるのは、1月〜12月に支払った医療費で
・10万円
・または所得の5%
のどちらかを超えた部分が控除されます。
例:1年間で医療費が12万円 → 2万円が所得控除
ポイントは、年末のうちに医療費の領収書・レシートをまとめておくこと。
対象となる可能性のある費用は次の通りです。
・病院・歯科の支払い
・薬局で購入した医薬品
・公共交通機関での通院費
確定申告では「医療費控除の明細書」を提出すれば原本提出は不要ですが、
5年間保管義務がある点は注意です。
2|ふるさと納税は“いつまで?” → 12月31日までが期限
「ふるさと納税 いつまで」という検索が急増するのが12月。
節税効果を得るためには、12月31日までに寄付が“支払い完了”していることが必須です。
判定基準は以下の通り:
・クレジットカード決済日
・コンビニ入金完了日
ワンストップ特例制度を使う方は、
・寄付先は5自治体以内
・申請書は翌年1月10日必着
となるため、年末ギリギリの寄付は注意しましょう。
寄付上限額は「昨年の住民税額 × シミュレーション」で簡単に確認できます。
3|保険料控除 ― 年末調整前の書類チェックで節税に直結
年末が近づくと検索されやすいのが「保険料控除 チェック」。
生命保険・医療保険・個人年金保険などに加入している場合、
保険料控除証明書を提出することで所得税・住民税が軽減されます。
証明書は10〜11月に保険会社から届いているため、
年末調整までに、紛失していないか必ず確認しましょう。
控除上限額は以下の通り:
・生命保険料控除:最大 12万円
・個人年金保険料控除:最大 12万円
・地震保険料控除:最大 5万円
ネット保険も対象になるため、メール通知も忘れずチェックしてください。
4|iDeCo・新NISA ― 年末の“枠チェック”が節税と資産形成のカギ
「iDeCo 年末」「NISA 年末 買うべき?」という検索に対し、年末は最適な整理時期です。
◆ iDeCoは“全額所得控除”が魅力
掛金がそのまま所得控除になるため、年収によっては年間数万円の節税につながります。
◆ 新NISAは“非課税期間が無期限”
2024年に始まった新NISAは
・非課税が無期限
・年間投資枠も大幅アップ
と非常に有利な仕組み。
投資枠が余っている場合、年内に購入しておくことで2026年の資産形成がスムーズになります。
【まとめ|年末までにやるべき節税ポイント5つ】
1.医療費控除のために領収書・レシートを整理
2.ふるさと納税は12月31日までに寄付完了
3.保険料控除証明書を年末調整前にチェック
4.iDeCo・新NISAの残り枠を確認して活用
5.確定申告や控除関連の書類を年明けすぐ使えるよう整理
年末は、節税できる最後のチャンスです。
「もっと早くやっておけばよかった…」とならないよう、今週中にひとつだけでも行動してみましょう。
ご相談やご質問があれば、いつでもお気軽にどうぞ。
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