こんにちは。大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
もしもノートはエンディングノートとも呼ばれていますが、人生の終わりを考えて書き記しておくノートのことです。
終活の一環として高齢者が作成するものだというイメージがありますが、実は20代のような若い人も作っておくとたくさんのメリットあります。
今回は、もしもノートを作ることがなぜ大切なのか、
もしもノートの選び方、
上手なノートの書き方について解説していきます。
まず、もしもノートを作ることはなぜ大切なのでしょうか?
理由は大きく2つあります。
1つ目の理由は家族へ向けて自分のことを知らせるためです。
人はいつ亡くなるかわかりませんから若いうちに命を落とす可能性もあります。
もしもノートがあれば万が一の時、
誰に訃報を伝えるか、
解約するサービスはあるか、などを家族がすぐに確認することができ色々な手続きの負担を軽減することができます。
また、自分の考え方や大切にしていることを書き記しておくことで家族はあなたという人物をより深く知ることができます。
こういったことは、普段から面と向かって話す機会はあまりないものです。
大きな病気や怪我などで自分の意思を伝えられない状態になる可能性もあります。もしもノートに治療や介護に対する考えを書き込んでおけば、家族に自分の希望を伝えられます。
2つ目の理由は自分で自分自身のことを振り返り考えてみるためです。
もしもノートはこれまでの人生を改めて振り返り、これからの人生について考える大きなきっかけになります。
好きなことや大切なもの、やってみたいこと、実現したい夢などを改めて整理することで、今後の人生に対するモチベーションアップにつながるでしょう。
それでは、自分にあったもしもノートはどうやって選べば良いでしょうか?
まずは書きたい内容から選ぶ方法が良いでしょう。
そのためには最初にもしもノートを書く目的を自分の中でしっかり決めておくことが大切です。
自分自身のことを自分史のようにまとめたいのか、
資産やパスワードを整理したいのか
葬儀や墓など死後の希望を詳しく伝えたいのか
など目的に応じて項目の充実度が合っているものを選びます。
以下のような項目は知らせておくことで特に残された家族の手間や精神的な負担が減るものです。
契約している保険
通帳の暗証番号
役所の手続き
遺影にして欲しい写真
連絡して欲しい友人
家族への感謝の気持ち
またノートを選ぶ時は付属品の有無も確認しましょう。
例えば、デジタルデータを残せるCDやもしもノートをパソコンで作成できる付属品がついているものもあります。
デジタル機器を使い慣れている世代は手書きより便利かもしれません。
最後に上手なノートの書き方についてお伝えします。
せっかく自分にあったノートを見つけてもいざ書こうとすると手が止まってしまう方も多いです。
最初のページから書いていこうとするとなかなか進まず、だんだんと書くのが面倒になってしまったりするので、書きやすい項目から埋めていくことを意識すると良いでしょう。
一度でしっかり書こうと考えず、何度でも書き直して良いものだという気持ちで気軽に書いてみることも大切です。
もしもノートは遺言書ではありませんから法的な文書のように書き方のルールはありません。
特に若い世代は、時が立つにつれて状況や考えが変わるものですから、むしろ定期的に見直しをして書き直した方が良いのです。
契約しているサービスの暗証番号やパスワードは最新の情報を書き込んでいない場合、逆に家族が混乱してしまう恐れがあるため気をつけましょう。
今回はもしもノートを書くことの大切さについてお伝えしました。
高齢者が書くものというイメージが変わったのではないでしょうか?
家族のために、
自分の人生をより充実したものにするために
是非ご自身にあったノートを見つけて作成してみてください。
みらいマネープランニングでは、保険の見直し、家計の見直し、ライフプラン設計、住宅購入相談、将来の年金相談、NISAやiDECOなど、随時初回無料で相談をお受けしています。メールでお問い合わせください。
お金の小学校大分校では、7月、8月も授業開催予定しています。
まずは、お金に関する基礎知識を学びたい方はお気軽にご参加ください。
授業日程が合わない方は個別にて開催しますので、一度ご相談ください。